韓国のLCCチェジュ航空が東京成田-ソウル仁川線に新規就航

    2013年7月4日  

韓国の第3の航空会社でLCC(格安航空会社)のチェジュ空港(7C)は2013年7月4日、東京成田-ソウル仁川線を新規開設、就航しました。1日2往復のダブルデイリーでの運航です。

フライトスケジュール

 東京 成田 発 : 7C1101 出発 11:50 到着 14:30
 東京 成田 発 : 7C1103 出発 18:30 到着 21:10
 ソウル 仁川発 : 7C1102 出発 08:30 到着 10:50
 ソウル 仁川発 : 7C1104 出発 15:05 到着 17:30

チェジュ航空は、関空(大阪関西)、セントレア(名古屋中部)、福岡空港に就航しており、日本の空港としては4空港目、成田空港へは初の乗り入れとなります。ターミナルは、第二ターミナルを使用しています。

チェジュ航空はLCCとしては設立が古く、レガシーキャリアと比べ格安な運賃を武器に関西線などでは人気がありましたが、ピーチやエアアジアジャパンなど日本型LCCの設立により競合が増えている状況です。

今回の東京成田線も既にイースター航空(ZE)、エアアジア・ジャパン(JW)のLCCと日本航空(JAL)、大韓航空、アシアナ航空、ユナイテッド航空のフルサービスキャリアも就航しており、激戦区路線となっています。

チェジュ航空としては、LCCとして運賃は低く抑えた上に他社LCCとの差別化を図るために20キロまでの預け手荷物の無料化やフライト中の軽食やドリンクの無料サービス、CAによる機内でのイベントなどLCCとして一風変わったサービスを展開するといった戦略です。

しかしながら、昨今の日韓政府間の関係悪化や円安基調による日本人の海外旅行の需要低下など逆風も多く今後の搭乗率などが注目されます。逆に韓国人の日本への旅行者が円安により増えることを期待している部分もあります。

2012年の韓国の国土交通部による調査によると、韓国のLCCでは同社は国際線シェア33%でトップとなっています。韓国ナンバー1LCCとしての真価が問われる成田就航になるかも知れません。

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